親の“かかりつけ医”どう探す?初心者にもわかる見つけ方と付き合い方
介護や親の健康を意識し始めたとき、必ず出てくる「かかりつけ医」という言葉。
でも
「そもそも、かかりつけ医って誰?どこで見つけるの?」
と感じたことはありませんか?
このページでは、かかりつけ医の探し方から、
実際の相談方法まで初心者向けにわかりやすくまとめています。



① どこで見つける?かかりつけ医
- 検診・健康診断のときに相談
- 家族の受診時に相談
- 地域包括支援センターに問い合わせる
検診・健康診断のときに相談

親自分自身の健康診断をきっかけに医療機関の受診をしたとき担当医に相談する。
親が風邪をひいたときの受診で一緒に相談してみる。
家族の受診時に相談

たとえば人間ドックや会社の健康診断の結果をもって病院へ行ったとき、『親の健康も気になっていて…』とさりげなく相談するのがおすすめです。
地域包括支援センターに問い合わせる

地域包括支援センターに相談。
インターネットでお住いの住所を入力して検索→”〇〇市 地域包括支援センター”
相談窓口に電話する。
“かかりつけ医”になってもらうには?
- 「継続して診てほしい」と一言添えるだけでもOK
- 受診時に家族が一緒に相談し、今後の方針を共有
- 通院が難しければ訪問診療の先生を紹介してもらう
訪問診療はインターネットで検索して見つけることもできます。
”〇〇市 訪問診療”
実際の声かけ例
📞 初診や再診のタイミングで
「先生、これからも定期的に相談させていただきたいのですが、かかりつけ医として診ていただくことはできますか?」
📝 健康診断や持病の相談後に
「体のことを相談できる先生が身近にいてくださると安心です。かかりつけ医としてお世話になることは可能でしょうか?」
🩺 紹介状や他院への連携を希望する場合
「今後、他の病院の受診が必要になったときも、先生に相談してから動きたいと思っています。かかりつけ医としてお願いできたら嬉しいです。」
補足アドバイス
- 事前に家族と相談しておくと安心(特に高齢の親の場合)
- 病院受付で「かかりつけ医制度について相談したい」と伝えるのもOK
- 医師が忙しそうなときは、看護師さんや受付スタッフに相談するのもひとつの手
② かかりつけ医がいると何が安心?“本当の役割”とは
- 要介護認定の申請に必要な「主治医意見書」を書いてくれる
- 訪問看護やケアマネジャーとの連携がしやすくなる
- 複数の病院にかかるとき、紹介状を書いてくれる
- 「どこに相談すればいいか分からない…」というときの“相談先”になってくれる

「最近、親が物忘れしやすくなってきた気がするけど、認知症かどうかって病院で聞いてもいいの?」
→ はい、聞いて大丈夫です。
かかりつけ医は、物忘れの相談にも対応できます。必要に応じて、専門の病院を紹介してくれることもあります。
「介護保険を使うにはどうしたらいいのか分からない…そんなことも聞いていいの?」
→ もちろんOKです。
介護保険の申請に必要な“主治医意見書”を書くのもかかりつけ医。制度や流れについても、丁寧に説明してくれる医師が多いです。
「最近、親の食事量が減ってきた…でも病気じゃなさそうな気もして、病院で相談していいのか迷う」
→ 遠慮なく相談しましょう。
食事や生活リズムの変化は健康のサイン。かかりつけ医は、病気以外のことでも気軽に話せる“健康と暮らしの伴走者”です。


「介護や暮らし全体の伴走者」
「健康や生活に関わってくれる医師」
そういった存在がかかりつけ医になります。
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